目の健康管理をサポート
フラッシュをたいて写真撮影をするといつも片方の目だけ光っている、距離感を把握することが出来ずちょっとした段差につまずいたり壁にぶつかったり平坦な場所で転倒したりすることが多い、まぶたが重たい感じでいつも眩しそうな表情をしていて物を見るときに目を細めている、画面に顔を近づけてテレビを観ているなど子どもの目の異常に関する悩みや不安を抱いている親御さんは多いのではないでしょうか。
子どもは自分で自分の目の症状を的確に伝えることが出来ませんので、親御さんが注意深く観察する必要があります。様子や行動が明らかにおかしいなと感じているなら、早めに小児眼科診療を行っているクリニックで医師にみてもらうべきです。眼科クリニックは全国各地にありますが、小児眼科の診療科目が設けられているところを選べば専門性の高い検査や治療が受けられます。バリアフリー化されていたりキッズスペースが設けられていたりなど、子どもが通いやすい院内環境づくりにも力を入れています。
目の治療はできるだけ早く小児眼科へ
子どもの目が見えにくくても、自分から異常を訴えることがありませんので、親は気づいてあげる必要があります。たとえば、ものを見るときに頭を傾けていたり、テレビを見る時今までよりも近づくようになったり、色の名前を覚えることができないなどは、視力に問題が起きている可能性があります。このような気になる症状がある場合は、できるだけ早く小児眼科を受診することが大切です。というのは視機能の発達時期に治療しないと、正常な状態に治すことができなくなってしまうからです。
視機能には、視力だけでなくものを立体的に見る両眼視機能と呼ばれるものもあります。これらの機能は、3~4歳で大人と同じになりますが、この年齢を過ぎても正常に機能しない場合は、「弱視」となります。また子どもの目の病気で多いのは、両眼の視線が揃わず、片方の目が見ている方向とは違う方向を向いています。小児眼科には視能訓練士が在籍しており、斜視の治療を行ってくれます。